【実録事例】
社長70歳、後継者不在。
“売れない会社”を、従業員承継で伸ばした逆転事例。
地方の建設会社A社。
年商4億円、利益3,000万円、純資産7,000万円。
社長は70歳。
株式は100%保有。
いわゆるオーナー企業として、社長が一代で築き上げた会社でした。
しかし、大きな悩みがありました。
後継者がいない。
親族承継は難しい。
会社を売るべきか。
従業員に継がせるべきか。
社長は長年、その答えを出せずにおられました。
この会社は、社長そのものだった
A社は、脱サラで起業した社長がゼロから築いた会社です。
取引先との関係も、
・社長個人への信頼
・長年の人脈
・現場対応力
・判断の速さ
こうした“社長力”で成り立っていました。
従業員は5名。
つまり、
社長が抜けた瞬間、会社価値が落ちる会社
だったのです。
M&Aには向かない会社もあります
最近は何でもM&Aと言われます。
しかし私は社長に率直に申し上げました。
この会社は、売却向きではありません。
理由は明確です。
・社長依存度が高い
・顧客が社長との関係で取引している
・人材層が薄い
・買収後の再現性が低い
買い手企業から見ると、不安材料が多かったのです。
そこで提案したのが、従業員承継でした
ただし、従業員承継は簡単ではありません。
最大の壁は、
株式買取資金です。
社長が100%保有している株式を誰がどう買うのか。
ここで私は、銀行時代の経験を活かし、
・従業員出資による持株会社設立
・持株会社が社長株式を2億円で取得
・A社からの配当で借入返済
・10年返済スキーム
という王道型の承継スキームを組み立てました。
銀行融資は、資料で決まります
良い案件でも、銀行が理解しなければ進みません。
そこで、
・事業計画
・配当原資の根拠
・返済可能性
・承継後の組織体制
まで整理し、銀行担当者が審査部へ説明しやすい資料を作成しました。
結果、融資は実行され、承継はスタートしました。
5年かけて、社長交代を成功させた
一気に交代すると失敗します。
そこで、
・得意先引継ぎ
・現場権限移譲
・対外信用の移管
・新体制構築
を5年かけて丁寧に進めました。
現在では、
前社長がいなくても回る会社
へ変わりました。
そして今
現在のA社は、
・年商5億円
・利益1億円
高収益企業へ成長しています。
売却ではなく、従業員承継を選んだことで、
・雇用が守られ
・地域取引先も継続し
・利益体質へ転換
見事な第二創業となりました。
今週の提言
すべての会社にM&Aが正解とは限りません。
会社によって答えは違います。
・売るべき会社
・継がせるべき会社
・再編すべき会社
見極めが必要です。
社長に伝えたいこと
「買い手がいるか」ではなく、
“誰に託すのが会社にとって最善か”
ここから考えるべきです。
ご相談ください
・後継者がいない
・M&Aすべきか迷っている
・従業員承継を検討したい
・自社に合う承継方法が分からない
その会社には、その会社の正解があります。
事業承継は、出口戦略ではなく未来戦略です。
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国税庁は表向き「公平性」と言いますが、実質は‟相続税ベースの評価が安すぎるところを是正したい“
これだと思います。よって今後3年以内に起こり得ることは・・・
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